競合店調査は、メニュー内容や価格帯、客層のニーズを想定するのに役立ちます。飲食店やカフェの出店予定地を下調べするだけではリサーチとしては、不十分です。

このページでは、飲食店、カフェの開業を失敗しないために、競合店舗の調査について解説します。店舗展開を拡大したい経営者様やこれから開業したいオーナー様におすすめの記事です。

競合店舗をミステリーショッパー(覆面調査)する

ミステリーショッパー(覆面調査)とは、お客様を装い来店することで情報を収集するマーケティング手法です。お客様の視線から店舗スタッフの接客レベルやサービスの品質をチェックすることで、実態を把握できます。

コンセプトを整理する

競合店舗を覆面調査するまえに、自店舗のコンセプトを整理する必要があります。コンセプトを整理することで、競合ポイントが明確になるためです。

飲食店、カフェのコンセプトとは、

  • ターゲット顧客
  • メニュー内容
  • 提供価値

の3つです。

どのようなお客様に来店して欲しいのか(ターゲット顧客)、そのお客様にどんなサービスを提供するのか(メニュー内容)、お客様は何に魅力を感じて来店するのか(提供価値)。この3つを言葉で表現し、書き出すことでコンセプトが明確になります。

競合店舗の設定

自店舗と同じ業種の店だけが競合店だとは限りません。お客様が「お店を選ぶ視点」から考えると、競合店は他の業種である可能性もあります。

たとえば、「マクドナルド」はファストフード(fast food)店です。その提供価値は、お客様をお待たせすることなく、注文から提供まで短時間で飲食を提供できることです。

この提供価値に注目した場合、マクドナルドの競合店舗は、注文から短時間で食べることができる「立ち食いそば」と考えることができます。

立地条件によって提供価値が変わる可能性があります。ファミリー層や学生が多いエリアでは、「マクドナルド」をカフェのように利用しているのを見かけます。この場合、競合店舗の定義は、「立ち食いそば」ではなく、「ドトール」などのカフェです。

商圏調査の実施

競合店舗の設定がおわったら、いよいよ調査の開始です。調査は1回で終わるのでなく、曜日、時間帯によって人の流れが異なる点に注目し、複数回実施することをおすすめします。競合店舗は、時間帯や曜日によってメニューの内容や価格を変化させているケースもあるので、意外な発見があるかもしれません。

ただ実際のところ、開業予定のオーナーや従業員が、競合店舗の調査を実施するのには、いろいろな制約があり現実的ではありません。自店舗のターゲット顧客に近い年齢やご職業の方に競合店舗の覆面調査をお願いするほうが、お客様のニーズに近づけます。このような理由から、マーケティングリサーチを利用した覆面調査をおススメします。

調査項目

お客様が「お店を選ぶ視点」を想定し、調査項目を細かく設定することをおススメします。競合調査のチェック項目を整理しましたので参考までにご覧ください。

  • 外観
  • 内観
  • 雰囲気・演出
  • 接客
  • メニュー
  • ドリンク・料理

飲食店・カフェの開業を成功させために、自店舗のコンセプトと競合店を比較してみてください。