立地調査は、飲食店を開業する際に必要不可欠なマーケティング手法です。新規出店は、駅前に店を出せば安心という簡単な問題ではありません。

立地調査に役立つ情報

出店エリア選びは、開業後の売上に影響を与える重要な要素です。開業で失敗しないためにもマーケティング情報を収集することは重要です。このページでは、飲食店を開業する際に役立つマーケティング手法ご紹介します。

立地選び

店の業態、ターゲットとする客層によって立地選びの基準は異なります。たとえば、飲食の提供までの時間が短く回転率を重視のファストフードであれば、大きな店舗である必要はありません。通行量が多く店舗が目立つ場所にあることが重要です。

ただし、「人通りが多い」ことがそのまま、見込み客が多いことにはなりません。ターゲットとする人が飲食目的で通行するのか、競合店が近隣にないか、時間帯によって人通りがどのように変化するか充分に観察する必要があります。

立地候補のチェックリスト

立地を選ぶ際、確認すべき項目をご紹介します。

  • 最寄りの駅の乗降車数が多い
  • 平日、土日など曜日ごとの人通りの変化を把握できている
  • ターゲットにあった人通りが多い
  • 周辺の飲食店と差別化が出来る
  • 店舗物件は、パッと見て飲食店があるとわかる
  • 店舗物件は、入りやすい雰囲気だ

これらのチェックリストに加え、エリアの特性をしっかり理解しておく必要があります。学生街、ビジネス街や繁華街、国道・幹線道路沿い、高級住宅地など、場所によってお客様が求めるニーズが変わります。

たとえば、ビジネス街であれば、ランチや仕事帰りにお酒を飲みたいサラリーマンをターゲットにするのが基本ですが、ターゲット設定がわかりやすい分、競合との争いが激しいエリアとも言えます。

覆面スタッフを使った立地調査

出店候補地が決まった段階で、競合店のお客様や地元住民のニーズをチェックしておくことをおすすめします。しかし、限られた時間のなかでこれらの情報を効率よく集めるのは至難の業です。

そこでおすすめしたいのが覆面調査(ミステリーショッパー)です。お客様を装って、競合店舗に入店することでサービス品質や他の来店客の様子を観察できます。出店候補地近郊に住んでいる覆面調査スタッフに、ニーズを聞くことも可能です。

店舗・商業施設に関する不満調査

上記の「店舗開発に役立つ駅前の店舗・商業施設に関する不満調査」は、覆面調査スタッフに聞いた最寄駅の不満内容です。このように出店候補地にどのようなニーズがあるのか不満の声をあつめることも可能です。

店舗選び

不動産会社を訪ね、店舗物件を探し出し、立地を吟味し、賃料の交渉を行う。出店に必要なこれらの作業は非常に時間のかかります。しかも、よい物件は、チェーン店を全国に展開している飲食店会社に回ること多いようで、出店が初めての場合、かなり苦労されると思います。

店舗選び時間をかけずにできるだけ早く開業したい。そんな方におすすめなのが居抜き物件です。

居抜き物件

飲食店として不動産を借りる場合、一般的には「撤退時に内装・設備などを撤去し、元の状態に戻す」原状回復義務が条件となりますが、原状回復していない店舗(内装の造作や設備・什器等)をそのまま借りることができる物件があります。これを「居抜き物件」といいます。

居抜き物件のメリットは、出店コストを抑えることができ、営業を早く開始できることです。一方、デメリットは、そもそも内層や設備が業態にあっていなかったり、以前のテナントの評判が影響をあたえる可能性があることです。コストだけ考えるのでなく、充分な吟味が必要といえます。

居抜き店舗.com

i-tenpo.com

居抜き物件は、ネットから探すことができます。株式会社テンポイノベーションが運営する居抜き店舗.comは、毎月500件以上の物件が増加する情報サイトです。地域特性や、通行量、設備の状態、撤退に至った理由までを調査されているので安心して利用できます。

開業からが本当の勝負

どれだけターゲットにあった人が多く通行しても、お客様がリピートしないとジリ貧になっていきます。新規のお客様が2回目以降も来店していただけるようサービス品質を改善し、高めていく必要があります。

覆面調査を利用することで、リピート客を増やすには何を改善すればよいか課題を明確にすることが可能です。参考までに下記の記事「2度行きたくない居酒屋の特長」もご覧ください。

飲食店の不満調査 2度行きたくない居酒屋の特長